今回は肌感覚なことも交え、データとともに書いていきますが、ここ最近
「大学はオワコン」(大学は終わっている、行く意味がないという意味)
という言葉が出回っており、プロブロガーのイケダハヤト氏も大学辞めて、アフィリエイトに集中することをどんどん勧めているようなシーンもツイッターなどで見かけました。(ちなみに彼は大学自体はオワコンと言ってますが、自ら行動する大学生は褒めてます。否定してるのは主に大学です。)
\【決意】大学辞めます!/
ブログ収益0円ですが、大学辞めてフリーランスとして生きていきます‼️
とりあえずはフリーターとして生活最低限のお金を稼ぎつつ、収益を上げていくことにしました💰
ブログ以外にも、具体的に手段は決めていませんが、色々挑戦します🏃♀️
これが”私の生き方”です!🌟
— はるねる🌸寝坊助女子大生 (@haruneru7530) 2018年11月13日
もちろん、高卒でも中卒でも成功者はたくさんいますが、世の中全体を見ればやはり大卒の方が圧倒的に有利な気もします。
っていうか、正確に言うと大卒とか学歴とかではなく、
・たくさん本を読む
・様々なジャンル(法律から経済、芸能、スポーツまで)の文章を書いている人
が有利かと思います。
結果として大卒にブログやアフィリエイトの成功者が多いのは、
2.様々な論文を書かされる。そして読みやすいものから超お堅い本まで読めるようになる。
3.読書する時間もあり、読書が習慣になる環境でもある。結果、論理的思考、建設的な考え方が身につく。
この3つの要因が大きいかなと思います。
私自身も大学で勉強したことで本が好きになりましたし、結果的にブロガーの道を歩んでます。大学時代は自分の好きな分野を研究する時間が与えられるので、法学部にいながらもビジネスの勉強とか経理、会社設立など
・本が読める「時間」
・本で読んだことを実践・検証する「時間」
が十分あるのです。
結果、私はビジネスシステムも大学時代に作り、大学卒業後の2年でアフィリエイトで独立し、現在は法人化してます。(もう20年経ちます)
そんなわけで前置きが長くなりましたが、なぜ大卒のほうが所得はもちろん、ブロガー、アフィリエイターで有利かという話を具体的にしていきたいと思います。
ある高卒の人の話
実際にアフィリエイトやブロガーの世界に挑戦する人はたくさんいますが、成功するのは100人に1人くらいの割合で、プロ野球選手よりもたぶんハードルが高いかと思います。
最近、某プロブロガーが大学はオワコンとか言って、中には大学中退を支持する一部の層がいますが、それを勧めるのはどうかと。大学卒にアフィリエイト成功者が多いのは論文をたくさん書くので、結果的に論理的思考、文章力がつくなどのメリットだらけ。社会的にも大卒のほうが面接通りやすいので。 https://t.co/Jp9yxUiyqQ
— 雪王(お金、スキー、ブログマネタイズの話) (@skiseoblog369) 2018年11月22日
昔、ある高卒の女性がこう言っていたのを思い出します。
「大卒の人はじっくり戦略を練ってリサーチして行動をするが、高卒の人に多いのは何も調べずにすぐ行動を起こし、我慢できない人が多い気がする」
そもそも大学受験の頃から大学に行こうとする人は進学をしない人よりは戦略を考えるかと思います。ここでまず1つ思考が加わり、大学に入ると難関な本をたくさん読む羽目になります。
私は法学部でしたから、憲法、民法、六法などの専門書はもちろん、近代ヨーロッパの歴史、思想史、他学部他学科の科目では経営学、経済学も学びました。
つまり、法学部にいながら経営と経済もちょっとかじってるわけです。
大学は読んで字のごとく
「大きく学ぶ」
ところであり、高校の授業のように答えがある問題を解くわけではありません。
しかも、授業は当てられることもなく、ただ講義を聞いて終わりというパターンが多いです。
人の話を聞くことに集中できるわけですが、これに耐えられない人は大学に向かないかもしれません。
大学は借金してでも行く価値はあった。なぜなら時間が手に入るから。
1番のメリットはここかなと思います。
確かに一見、大学の授業は高校同様退屈ですが、好きなことができるんですね。
なので多くの人は飲み歩いたり、遊んだりして4年間を過ごすわけですが、目的がある人にとっては大学は投資と考えていきます。
私も400万くらい育英会から借金して大学に行き、生活費も全部新聞配達奨学生で賄いました。学費を払い終わるまで10年ほどかかりましたが、それでも大学時代に作ったアフィリエイトビジネスモデルで数千万稼げたので、卒業後自由に生きることができたわけです。
私の場合、ブログに12時間も費やすこともできず、アルバイトはもちろん、スキートレーニングを1人でこなしていたので、1日最高1時間くらいしかパソコンの前に座れませんでした。それでも4年もあればビジネスシステムは作れるわけです。システムは時間に余裕がある夏休みなどで作りました。
これが社会人だと長期の休みがないわけです。しかも大学は時間はもちろん、卒業すれば学位ももらえ、サラリーマンになったとしても面接で有利になる傾向が出てくるケースもあり、ある意味「人生における保険」にもなるわけです。
逆にいきなり独立して1日12時間ブログに費やしても失敗する人は大勢います。しかも、他の技術や学びの時間もないので、非常にリスクのある選択になります。まあ、だいたいブログやアフィリエイトに挑戦する人で月10万円以上を稼ぐのは100人に1人くらいと考えて間違いなので、
いきなりすぐに行動して成功する人は一握り
と考えておくべきです。これはブログやアフィリエイトに限らず、どの商売でも同じことが言えます。それだけ
「いきなり学校を辞めて起業する」
というのはリスクがあるのです。(ビルゲイツや堀江貴文さんのような人はほんの一握りです)
なので、上記の女性がどのような人生を歩むのか個人的にはちょっと心配です。(あまりにも成功する確率が低い業界なので)
大卒の方が面接も受かりやすい。
みなさん、人事ってやったことありますか?
私は人事という立場ではなかったのですが、数人の従業員に集まってもらい、誰を会社に入れるかを履歴書で選んだことがあります。
結果、どうだったと思いますか?
「大卒の方が真面目そう」
「きちんと最後まで卒業してるから途中で会社を辞めなさそう」
という意見が非常に多かったのです。
結果、高卒は全員落選して大卒が会社に入ってきました。
つまり、社会はまだまだ大学重視という状況で、世間一般ではこういったイメージがあります。
もちろんこれが全てではないですが、大卒でイメージが悪いということはまずないのです。
最後まで何かをやり遂げる、なんだか難しそうな学部出てるというイメージは面接する側も好印象なわけです。
たかだか400万、500万の投資で、面接で有利になるわけです。しかも副業もできる会社も増えてますから、大学を辞める方が非常にリスクがあり、中には
「大学やめなければよかった」
という人もいますので、辞める際は慎重になるべきでしょう。
重要なのは二刀流でできるかどうか。タイムマネージメントできない人は何をやっても成功しない。
ブロガーもそうですが、スポーツ選手や勉強でも勘違いしている人がいます。それは
「努力=成功」
「量をこなす=成功する確率が高まる」
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
という思想です。
これらはある意味で正解ですが、半分間違ってます。中には半分以下の努力で成功する人もいるので、そういった人たちを勉強した方がより生産性が高まるでしょう。
なぜピッチャーとバッター、スノーボードとアルペンスキー、サーフィンとスノーボードの両方で活躍する選手がいるのか。
スポーツの世界ではもはや二刀流は常識ですが、彼らは1つの種目に某ブロガーのように12時間もかけてないのです。
何に時間をかけるかといえば
「頭で考える」
ことかなと。もっと深くいえば
「戦略を考える」
ことです。
本業と副業、学業とビジネスなど今は二刀流でも三等流でも十分成功できます。
ですが、中にはまだ
「1本に絞った方が成功する確率が高まる」
と思い込んでる人が非常に多いです。
この危険性を指摘したタレントで陸上400mマスターズ日本代表の武井壮さんが専修大学の講義で解説しています。
正直、ブログは1日1記事で十分ですし、もっと様々な本を読んで勉強して新しい知識をどんどん身につけていかないといけないです。
いきなりすぐに行動に移すべき時と、じっくり考えないといけない時があるので、その辺はよく考えて行動すべきなのです。
なのでいきなりすぐに行動ではなく、しっかり時間をかけて検討して大学を辞めるのであれば誰も反対しないでしょう。
特に若い時は自由とかに憧れる時期ですから、こういった甘い誘惑に流されやすいかと思いますが、いろんな成功者をよく見て勉強してから決断するのも悪くないかと思います。
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