清沢恵美子選手引退へ。長谷川絵美選手の去就は未定。10年以上冬季五輪不参加という時代を考える。

アルペンスキーワールドカップ速報

2018年1月10日、日本時間の朝に清沢恵美子選手はTwitterにて現役引退を正式に発表しました。長谷川絵美選手は「考えます」ということで、まだ来シーズン以降の活動が未定とのことです。

 今30代の日本女子選手世代はちょうど2010年バンクーバー、2014年ソチオリンピックに出れたのに出られなかった世代です。国枠があったにも関わらず、選考基準のハードルが一気に上がり、結果として今回のピョンチャン五輪まで約12年間派遣なしという状況を生み出しました。このことはフェイスブック上でも当時大きな議論になりました。中にはソチの選考基準を満たせず引退した選手もいましたが、このときの問題が今のピョンチャンオリンピック女子選手の派遣再開に影響した可能性も少なからずあったかもしれません。

 正確に言うとオリンピックはワールドカップに比べレベルは欧州勢の参加が減り少し下がりますが、テレビ中継が入るので日本のアルペンスキー界にとっては大きな意味を持つ瞬間です。

 ソチ五輪後、全日本スキー連盟は大幅に人事が変更となり、全日本スキー選手権がテレビ放送されるなどの改革が行なわれましたが、この「空白の12年間」は日本のスキー業界にとって絶対忘れてはならない出来事かと思います。

 JOCや予算問題など様々な問題もあるかと思いますし、当時は内部でもいろいろ意見があったと思います。詳しい詳細は不明ですが、約12年間派遣なしという代償は選手達に大きな経済的・身体的負担をかけてしまったのではないかと思っています。

 もう起きてしまったことなので今更語ってもしょうがないですが、この時代のことは忘れないで欲しいなと思います。

コメント