4月12日に2018−2019ノルウェーナショナルスキーチームメンバーをブログで紹介しましたが、一方で英語圏以外のメディア、特に北欧でスビンダルの引退説が出てきています。
引退時期は2つ
以下の記事はスウェーデンのウェブサイトです。
参照:Norska stjärnan kan tvingas skaffa protes
この他にもちょっとググるといろんな情報が出て来るのですが、様々なサイトの情報をまとめると2つの時期に引退する可能性があるとの指摘が出てきています。
原因はどの記事も膝の限界説を書いていましたが、真相は本人のみぞ知るのでなんとも言えません。
ノルウェーチームの一員に名前は入っていますが、彼がいるかいないかで連盟のスポンサー収入も大きく変わるはずなので、「いつ引退するか」というのはスビンダル個人だけでなく、ナショナルチームの選手育成予算にも関わってる話になるかと思うので、国技であるノルウェーとしては大変関心の高い話題なのだと思います。
クリストファーセンが独立すれば、ノルウェーチームは財政難になるのか?
また、もう1つ気になるのがナショナルチームからの独立を何度も訴えてきた技術系のスペシャリストであり、今やノルウェーの稼ぎ頭でもあるヘンリック・クリストファーセンです。
もし仮にメディアの予想通りスビンダルが引退するのであれば、クリストファーセンの1トップ状態になります。
ノルウェーチームのメインのスポンサーである通信大手のテレノアはナショナルチームを支えているメイン企業ですが、今後もナショナルチームを支え続けるとは思いますが、レッドブルが高額なギャラを払う用意ができているのかクリストファーセン自身、ヘルメットのスポンサー広告をレッドブルにしたいと抗議を続けてきました。(2シーズン前のレヴィ開幕戦欠場はこのスポンサー問題が原因なのは記憶に新しいですね)
現在、ノルウェーチームは全員ヘルメットの広告をテレノアで統一していますが、スビンダルが抜け、クリストファーセンがレッドブルであれば、テレビ中継での露出度はかなり下がる可能性があります。そうなると広告価値も下がるので、テレノアもどう動くのか個人的にも注目しています。
伝統的で強豪国として君臨してきたノルウェーチーム。クロスカントリーなどノルディック系種目も強いですから、連盟自体は潤ってもアルペン部門に予算がどの程度回るのかわかりません。
クリストファーセンはスビンダル引退後の連盟予算のことも考え、いろいろ動いているのかもしれません。ただ、昨年8月以降にナショナルチーム入りにサインしてからはスポンサー問題が出てきていないので、このまま静かに何事もなくシーズンインという可能性もあるでしょう。
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